なぜ、寝違えになるの?
季節の変わり目である10月、11月、3月、4月は、寒暖差が激しくなり、体が気温変化についていけず、寝違えになりやすいんです。
なぜ、寒暖差が激しくなると寝違えになるの?
寒暖差が激しくなると自律神経が乱れやすく、筋肉が硬くなり寝違えが起こりやすくなります。
寝違えとは、朝起きると急に首の痛みを感じるというもので、正式には急性頸部痛と言われます。
就寝時は首の筋肉が完全に弛緩している状態なので、寝返りなどでの動作によって首にストレスが掛かり発症します。首の筋肉が凝っている状態では、少しのストレスでも筋肉が炎症を起こしてしまいます。
寝違えは、その名の通り就寝中になることが多いのですが、日中でも後ろを振り返った時などにグキっとなって発症する場合もあります。
寝違えの原因になる筋肉は多岐に渡りますが、私の経験では「中・後斜角筋」、「最長筋」が原因となっていることが多いです。
寝違えになってしまったらどうしたらいい?
「首がまったく動かせない」、「じっとしていてもうずく」ような寝違えは、炎症を伴っている場合が多く、アイシングが効果的です。また、消炎鎮痛剤の服用も効果が期待できます。
※消炎鎮痛剤の服用に関しては、医師か薬剤師さんに相談して下さい。
炎症は2,3日で引く場合が多いので、激痛が治まるまでは、無理に首を動かしたりせずに、安静にしていただくことをお勧めいたします。
寝違えの当院の治療法
当院では、激痛を伴うような寝違えに対しては、患部以外のトリガーポイント治療を行い、患部はアイシングを行い、頸椎の矯正も行います。
痛みの強い方には、頸椎カラー(事故の方が首に巻く装具)を処方する場合もございます。
上記の治療で、大半の方が2、3日で痛みが半減します。痛みが半減した段階で、患部のトリガーポイント治療も行います。これらの治療を行うことで、1~2週間で痛みが取れます。
寝違えを予防するには?
寝違えの予防としては、「首や肩の筋肉の緊張を取るためのマッサージやストレッチ」などが有効です。また、睡眠をしっかりと取ったり、お風呂にゆっくりと浸かることで、自律神経のバランスが整い、筋肉の緊張がほぐれるので効果的です。