今回は、腰椎椎間板ヘルニアについて解説します。
そもそも腰椎椎間板ヘルニアって何?
椎間板とは、ゼリー状の髄核とそれを取囲む線維輪から構成されています。
これらは、椎骨(背骨)と椎骨との間でクッションの役割をしています。
しかし、加齢や重いものを持った時などにかかる圧力などにより、髄核が線維輪から飛び出し後ろを走る神経を圧迫してしまう疾患です。
どんな症状がある?
主に片側でお尻や太ももから足にかけての激しい痛みや痺れが特徴的です。(まれに両側にみられることもあります。)
また、安静時にも痛みがあり、咳やくしゃみで痛みが強くなる事が多いです。
治療法は?
腰椎椎間板ヘルニアの約70%は自然に軽快することから、「保存的療法」と呼ばれる治療法が第1選択となります。
保存的療法とは、安静や腰椎コルセットの装着、腰部のマッサージなどがあります。
痛みが高度の場合には、腰部硬膜外神経ブロックや鍼灸治療などによる鎮痛を目的とした治療法も効果的です。
しかし、ときに手術の適用となる場合もあります。
それは以下の通りです。
・3ヶ月経過しても症状が良くならない場合
・痛みが強烈な場合
・排便、排尿に異常がみられる場合、または陰部の痺れ感
当院では、症状や各種徒手検査から腰椎椎間板ヘルニアを疑う場合は病院をご紹介します。
腰椎椎間板ヘルニアと診断された方には、
トリガーマッサージ治療
トリガー鍼灸治療
ハイボルト治療
といった治療法から痛みの緩和をめざします。