【ぎっくり腰】

こんにちは、みやはた鍼灸整骨院です。
今回は、ある日突然やってくる「ぎっくり腰」についてお話しいたします。
目次
- ぎっくり腰が多い時期っていつ?
- ぎっくり腰の原因は?
- ぎっくり腰になりやすい人の特徴は?
- 当院での治療方法
- ぎっくり腰の予防法
ぎっくり腰が多い時期っていつ?
実は、ぎっくり腰には「なりやすい時期」があります。
多いのは、季節の変わり目や寒暖差が大きい時期です。
- 春先(3〜4月):寒暖差で筋肉がこわばりやすい
- 秋〜冬(10〜12月):冷えで筋肉が固まりやすい
年末の大掃除や引っ越し、車の洗車のあとに「やってしまった!」という方も多いですね。
ぎっくり腰の原因は?
ぎっくり腰は、正式には「急性腰痛症」といって、腰まわりの筋肉や靭帯などが傷ついた状態です。 きっかけは「重いものを持った」、「くしゃみをした」、「朝、顔を洗おうと前かがみになった」などさまざまですが、ほとんどはほんの些細な動きで発症します。
実際に当院を受診された患者様の多くが、「こんなことでぎっくり腰になるのですね」と驚かれています。しかし、これには日々の疲れの積み重ねが大きく関与しています。
一例として
- 長時間の座り仕事
- 運動不足で筋肉が弱っている
- 冷えによる血行不良
- ストレスや睡眠不足 etc
こうしたことが少しずつ腰に負担をかけ、ある日ほんの少しのきっかけで「ピキッ」と限界を超えてぎっくり腰が発症してしまいます。
ぎっくり腰になりやすい人の特徴
次のような方は、特にぎっくり腰になりやすい傾向があります 。
- デスクワークが多い
- あまり体を動かさない
- 冷え性
- 睡眠不足やストレスが多い
- 過去にぎっくり腰をしたことがある
※一度ぎっくり腰を経験すると、再発しやすいのも特徴です。
「またやるんじゃないか」と不安を抱えている方も多いですね。
当院での治療方法
ぎっくり腰の状態に合わせて段階的に施術を行っていきます。
・急性期(発症から2〜3日)
この時期は、まず炎症を抑えることが最優先です。
無理に動かしたり、温めたりすると悪化する場合があります。
- アイシングで炎症を鎮める (消炎鎮痛剤の服用も有効) (※お風呂はシャワー程度にしてあまり温めないようにして下さい)
- コルセットで患部を固定する
- ハイボルト療法や電気治療、軽い手技療法で周囲の筋肉の緊張をやわらげる
- 腰椎・骨盤矯正(急性期に矯正を行うことで完治までの期間が短縮されます)
「痛みを早く引かせたい!」という気持ちはわかりますが、この時期は無理をせず安静がいちばんです。
・回復期(3〜7日)
炎症が落ち着いてきたら、血流を良くして回復を早める施術に切り替えます。
- 温熱療法や電気療法で固くなった筋肉を緩める (※お風呂にゆっくりとつかって温もって下さい)
- トリガーポイント療法で痛みの原因となっている筋肉を治療
- 骨盤・背骨のバランス調整で再発しにくい体づくり
少しずつ動けるようになってくる時期です。
体のバランスを整えることで、「また痛くなりそう」という不安も減っていきます。
・ 再発予防期 (7日以降)
再発を防ぐための体づくりです。
- ストレッチ
- EMSによるインナーマッスルトレーニング
- 姿勢の改善
一度良くなっても、また同じ動きや姿勢を繰り返すと再発してしまうので、根本的なケアが大切です。
ぎっくり腰の予防法
ぎっくり腰を防ぐために、今日からできることもあります。
- 朝起きたら軽くストレッチ
- 長時間同じ姿勢をしない
- 腰を冷やさない
- ウォーキングなどの軽い運動を習慣にする
ちょっとした心がけで、腰の状態は大きく変わります。
最後に
ぎっくり腰は「急になるもの」ではなく、日ごろからの負担の蓄積が原因で発症します。
そのため、実は前兆としての体からのサインがあります。
・腰の重だるさ(痛だるさ)がなかなか取れない
・腰の違和感が続いている
・少しの動きでピキッとして怖い感じがする
・朝起きた時に腰に痛みを感じる
このようなサインを見逃さずに、早期に施術を行うとぎっくり腰を発症せずにすみます。
また、日々の疲れや歪みを整えてあげることで、ぎっくり腰は予防できます。
腰に「違和感」、「痛み」、「重だるさ」、「怖さ」がある方は、悪化する前に早めにご相談ください。
みやはた鍼灸整骨院では、痛みを取るだけでなく、再発しない体づくりを大切にしています。