皆様、こんにちは。
みやはた鍼灸整骨院の宮畑です。
先日の朝、診療時間前に院の外に自転車が止まり学生さんが入ってこられました。
この学生さんは近隣の高校で陸上(長距離)をされている女性アスリートで、高校1年生の時から3年間治療を行っていました。
3年生のインターハイ前には特に頻繁に治療を行っていて、「インターハイ頑張ってきてね」と送り出しました。
インターハイ後は治療に来られていなかったので直接結果を聞くことはできないままでしたが、3年生で勉強がいそがしいさなかに手紙を書いてきてくれました。
手紙の内容に感動しました。
本当に治療家冥利につきる思いでした。
私は「患者様の夢の実現を治療を通して応援したい」という思いで、日々診療に当たらせていただいております。
私がこのような志を持つに至った経緯は、妹との出来事です。
(私と妹は年が離れています)
妹は中学の時から陸上をしており、高校2年生までは順調に記録を伸ばしていました。
しかし、高校2年生後半から練習量の多さが影響して怪我をするようになりました。
私は日々の業務に追われていることを言い訳に、妹の治療をあまりしていませんでした。妹は怪我が完治しない状態のまま、高校最後のインターハイを迎えました。
初戦は京都予選の大会だったので、全国インターハイを目指している妹にとっては無難に突破出来るものだと思い見ていたのですが、なかなか記録が伸びません。
結局実力を発揮できないまま敗退という結果になりました。
妹はあまりのショックに号泣していたのですが、その状態でもチームメートの応援を必死にしていました。
私はこの姿を見た時に、「自分は治療家として今まで何をしていたのだろう」と深く反省しました。
自分の身近にいる妹が、朝早くから夜遅くまで全国インターハイに出るために必死に練習をして、夢を追い求めている。私はその妹の治療が出来る職業なのにしていなかった。深く後悔をしたのと同時に、妹のように痛みのために実力が発揮出来ず、夢の実現が出来ない人を見たくないと思いました。
私はこの経験から、「患者様の夢の実現を治療を通して応援する」と心に決めました。
今回もらった手紙を読んで、「患者様の夢の実現を治療を通して応援する」ことができたかなと思えて凄く嬉しかったです。