今回は、足のトラブルの原因について解説いたします。
・足のトラブルの原因はバランス異常にあり
足のトラブルにもさまざまな原因がありますが、「足の形態異常(バランス異常)」は痛みを訴える多くの方に認められます。
・足のバランス異常とは
偏平足:土踏まずが低い
ハイアーチ:土踏まずが高すぎる
後足部回内足:踵が内側に傾いている
後足部回外足:踵が外側に傾いている
開帳足:足の甲が開いてしまっている
・足のバランス異常による影響
足には、内側・外側縦アーチ、横アーチの3つのアーチ構造が存在します。
足のバランスが悪くなることで足のアーチ構造が乱れ、足の各所に負担がかかります。
この負担の蓄積が、様々な痛みの原因となります。
・足のバランス異常の治療法
インソールや筋トレ、マッサージ、ストレッチ、テーピングなど、様々な治療法が存在します。
当院では、インソールとカサハラ式テーピング、マッサージやストレッチなどの治療を行っております。
・私が陸上強豪校のトレーナーをしていて感じたこと
日本一の選手や、日本で上位の選手は足のバランスがしっかりとしているという事です。
足は「歩く」、「走る」、「立つ」などにおいてすごく重要な役割を果たしております。地面と直接接するのは「足」であり、そのバランスが悪いと体の各部分に負担が掛かったり、体の歪みの原因となります。このような状態では、本来の身体機能を発揮できるはずもなく、パフォーマンスも低下してしまいます。
・足のバランスの簡易チェック方
「靴の片方がすり減ってしまう」、「足の裏にタコができる」、「外反母趾がある」、「浮指がある(足指が浮いている状態)」、「靴(特にブーツなどで顕著に分かる)が傾く」などは、足のバランスが悪くなっているサインです。
皆さまもぜひ、自身の体の土台である「足」を気にかけてみて下さい。